株式会社パイ インターナショナルは、書籍「レイアウト手法別 広告デザイン」を12月10日に発売した。反復/対比/対称/余白/動き/色差・明暗/タイリング/フレーミング/トリミング/切り抜き/スケールという、レイアウトにおいてセオリーとされている手法の中から、11の手法に注目しており、それらのレイアウト手法ごとに優れた広告作品を掲載。デザインやアイデア次第で、さまざまなアプローチができることを学べる。B5判で336ページ。

本書では、優れた広告作品において、どのようにレイアウト手法が応用されているかを理解することが可能だ。たとえば「対比」のカテゴリーでは、同じ世界観を実写とイラストでグラフィック化し、二次元と三次元を対にすることで境界を曖昧に見せて“絵にかいたような青春”を強調した大塚食品株式会社の「MATCHポスター」や、自然の雄大さと生徒の純粋な表情を対比させて表現し、交互に見せることで“一生忘れない塾”という理念をドラマティックに見せた「今西数英教室 ポスター」などを掲載。同一カテゴリーでも多種多様な作品が収録されており、「同じ手法を活用すると作品が画一的になってしまうのでは？」というデザイナーが抱きがちな不安を払拭できる。各章の扉には、代表的な作品の解説付き。

出版社：株式会社パイ インターナショナル
価格：5800円（税抜）
URL：http://pie.co.jp/
Amazon：http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756247199/mdndi-22/
2016/01/07