驚異的な増加数、「Apple Music」がサービス開始から6ヶ月で1000万人突破

驚異的な増加数、「Apple Music」がサービス開始から6ヶ月で1000万人突破


「Apple Music」

英Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)は10日付の記事で、米Appleの音楽ストリーミングサービス「Apple Music」の有料会員数が1000万人を突破したと報じた。

「Apple Music」のサービス開始は2015年6月。世界100カ国以上でスタートし、最初の3ヶ月間は無料でお試しできるとあり多くの関心が集まった。(テイラー・スウィフトがアーティストに支払いがないことを非難する騒動もあった)。Appleは2015年10月には公式に会員数を650万人と発表していたが、それからわずか3ヶ月で1000万人を突破している模様だ。


フィナンシャル・タイムズの記事

音楽ストリーミングサービスのトップはスウェーデン発祥の「Spotify」。現在、ユーザー数は7500万人で、有料会員数は2000万とされている。「Spotify」が有料会員1000万人を獲得したのは、オープンから6年後のこと。「Apple Music」はわずか半年で1000万を突破し、アナリストによると2017年にはトップを狙えるとしている。


Spotify

一方、日本の音楽配信サービスでは、定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」が人気となっている。LINEをベースにして、曲をシェアできたり、友人がよく聞いている曲がわかったりと、繋がりを意識したサービスを展開。ダウンロードは860万件(2015年10月)、月間アクティブユーザー数は400万人(2015年9月)と、日本の若年層を中心に支持を集めている。


LINE MUSIC

「Apple Music」は最大96kHz/24bitのハイレゾ対応になるという報道もある。1000万人達成のニュースは、1億人の有料会員を目指すと豪語しているAppleからすれば通過点にすぎないのかもしれないが、それでもこのスピードはかなり速く、Amazon「Prime Music」や「Google Play Music」などの他の音楽ストリーミングサービスも含め、今後の動向に大きな注目が集まる。

FINANCIAL TIMES
URL: http://on.ft.com/1SL2sXh
2016/01/12

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