地図記号「卍」はナチス想起で三重の塔に、東京五輪向け外国人用地図記号のデザイン

地図記号「卍」はナチス想起で三重の塔に、東京五輪向け外国人用地図記号のデザイン


寺院の地図記号

国土地理院は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいて、訪日が予定される外国人観光客に向けた地図についての情報を公開している。

「外国人にわかりやすい地図表現検討会」では、外国人にわかりやすい地図記号などについて検討を行ってきた。公開された資料では18の地図記号案が提示され、寺院を表す地図記号は、現行の「卍」ではなく、三重の塔への変更が提案されている。また、教会の記号が「十字架」だと墓地と混同されるので、十字架プラス建物にしたり、観光案内所は「i」マークだと無人の情報コーナーだと誤認されるので「?」にしたりと、外国人への“わかりやすさ”を重視している。

なお、レストランやトイレ、神社や温泉などは我々日本人にもなじみ深いデザインのままとなっている。

国土地理院では、2月7日までの期限で意見募集(パブリックコメント)を募集。その後、意見を集約して新たな地図記号を公開するとしている。


レストラン・トイレ・神社・温泉

発表資料
URL: http://www.gsi.go.jp/common/000111876.pdf
2016/01/14

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