バイドゥが「Simejiプライバシーロック」についての読売新聞の報道を完全否定

バイドゥが「Simejiプライバシーロック」についての読売新聞の報道を完全否定


「Simejiプライバシーロック」

バイドゥ株式会社は15日、読売新聞の報道で同社のアプリ「Simejiプライバシーロック」について脆弱性が指摘された問題で、誤報道であると発表した。

本件は、1月15日付読売新聞の記事において、バイドゥ社のプライバシー保護アプリ「Simejiプライバシーロック」がバックドアを仕込んでおり、“スマホが乗っ取られる危険がある”“情報を勝手に送信する”と報じていたもの。バイドゥでは、それらの可能性について「読売新聞社会面の誤報道」として完全否定している。

誤報であると主張しているポイントは数カ所に渡る。アプリの脆弱性を突いても「スマホが乗っ取られる」ことはなく、「バックドア」も存在せず、「情報を勝手に送信する」こともないとしている。また、トレンドマイクロ社が脆弱性を指摘したソフトウェア開発キット「Moplus SDK」については、「Simejiプライバシーロック」には使用されておらず、記事の「Moplus SDK」に関する記述にも誤りがあるという。

また、同社がユーザーに対して「Simejiプライバシーロック」の削除を呼びかけたという内容に関しては、「一時的に脆弱性のあるバージョンのアンインストール」を求めたことはあっても、恒久的な削除を呼びかけたことはないとしている。

なお、「Simejiプライバシーロック」を1月31日で停止する件については、「OEM製品を利用する場合のチェック体制を見直すためOEM製品の活用を停止します」としている。


バイドゥの発表

発表資料
URL:http://www.baidu.jp/info/press/report/160115.html
2016/01/18

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