株式会社ミマキエンジニアリングは、水性昇華転写用インクジェットプリンタ「TS500P-3200」を2016年2月より販売開始する。最大3.2m幅の昇華転写紙へプリントできるインテリア / テキスタイル向けのモデル。4色（Bl / M / Y / K）インクセットで最大180平方メートル/h（ドラフトモード / 360×360dpi / 2パス）、6色（Bl / M / Y / K / Lb / Lm）インクセットで最大105平方メートル/h（ドラフトモード / 540×360dpi / 4パス）の生産性が実現されている。

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本製品では、新型ヘッド全12基が、4基ずつ3スタガで配列された。新規設計のAMF（Auto Media Feeder）を搭載し、高速プリント時にも安定した転写紙の搬送が可能。新型ヘッドは吐出するインクのスピードを速くして直進性を高め、コストが安い薄手の転写紙を用いてヘッドギャップを高くしても、着弾精度を落とさずに高画質でプリントできる。プリント後にインクの乾燥を促進するポストヒーターは上下2セット搭載しており、それぞれ独立した温度設定に対応。自動でノズル抜けを検出してクリーニングする「NCU（Nozzle Check Unit）」、「NCU」で発見されてクリーニングでも改善できなかったノズル抜けを別のノズルで代替してプリントする「NRS（Nozzle Recovery System）」、長時間運転を支える3Lの大容量インク供給タンクシステムなどの技術により、“仕事を止めない”連続運転もサポートされている。

パスの端を拡散させて、境界線をグラデーションのようにプリントする「MAPS4（Mimaki Advanced Pass System 4）」も搭載。これは、バンディングや色ムラの発生を軽減して、美しいプリントを実現する機能だ。ソフトRIPは「RasterLink6」「TxLink3 Standard」「TxLink3 Professional」。「TxLink3」はウィザード形式での多色ICCプロファイルの作成に対応し、ベクターデータだけでなくラスターデータなどの色置換も行える。最大作図幅は3290mm、最大メディア幅は3300mm、プリンタ本体サイズは5620（幅）×1820（高さ）×1800（奥行）mm（重量1500kg）、インク供給ユニットサイズは950（幅）×730（高さ）×510（奥行）mm（重量30kg）で、インターフェイスはUSB 2.0 Hi-speedおよび1000BASE-T。

株式会社ミマキエンジニアリング
販売予価：
「RasterLink6 同梱モデル」2100万円（税抜）
「TxLink3 Standard 同梱モデル」2180万円（税抜）
URL：http://www.mimaki.co.jp/
2016/01/19