痴漢被害に悩む女子高校生が考案した「痴漢抑止バッジ」の新デザインが公募で決定

痴漢被害に悩む女子高校生が考案した「痴漢抑止バッジ」の新デザインが公募で決定


支援者投票 第1位で採用作品に選ばれたタケルノミコトさんによるデザイン

クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営する株式会社クラウドワークスと、地域×クラウドファンディング「FAAVO」を運営する株式会社サーチフィールドは、一般社団法人痴漢抑止活動センターとの連携で進めていた「痴漢抑止バッジ」の公募にて、最終選考と投票を経て新デザインが決定したことを発表した。2016年3月より、クラウドファンディング支援者に完成したバッジの送付を開始。痴漢防止のためのセミナー開催、学校配布などが展開される。

この「STOP 痴漢バッジ プロジェクト」は、通学電車内で痴漢被害を受けていた都内在住の女子高校生が、2015年4月に母親と一緒に「痴漢抑止バッジ」を考案したことから始まった。バッジをつけるようになってから、毎日のように受けていた痴漢被害がなくなった彼女は、これを社会に普及するため「Stop痴漢バッジの製作プロジェクト」(主催:痴漢抑止活動センター)を開始。2つのクラウドサービスを通じて、女性達に受け入れられやすいデザインを公募した。

クラウドサービスを活用して一個人のアイデアを形にするこの取り組みは注目を集め、全国からのデザイン提案は443作品、クラウドファンディングの支援者は179人、支援金は98万7000円(2015年1月現在)に到達。支援金額はバッジの製作費にあてられるほか、公式Webサイトに掲載する痴漢被害の対処法を紹介するコンテンツ制作や、痴漢被害者の悩みを相談できるオンラインコミュニティの立ち上げに活用される。なお、支援募集は2016年2月1日(月)が締切で、150万円(目標達成率300%)を達成した場合には、東京 / 大阪で494個(=“抑止”の意)の配布イベントも開催する予定(https://faavo.jp/tokyo23/project/806)。


その他の採用作品(支援者投票 2位・3位 / 審査員の浅倉ユキ氏が選考した特別賞 / 考案者の女子高校生が選考した特別賞)


考案当初のバッジ(左)と旧缶バッジデザイン(右)

一般社団法人痴漢抑止活動センター / 株式会社クラウドワークス / 株式会社サーチフィールド
URL:http://scb.jpn.org/
URL:https://crowdworks.jp/
URL:https://www.searchfield.jp/
2016/01/26

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