Googleが職人の技をオンライン展示「Made in Japan: 日本の匠」
Googleが職人の技をオンライン展示「Made in Japan: 日本の匠」
Googleは26日、日本の工芸作品を世界に紹介するインターネット上のプロジェクト「Made in Japan: 日本の匠」を公開開始すると発表した。世界の美術品や歴史的文献を600万点以上閲覧できるオンラインサービス「Google Cultural Institute」で見ることができる。
本プロジェクトは、訪日観光客2000万人突破やアジア地域を始めとする海外からの日本に関する検索量の増加を受け、日本への関心を持つ世界の人々へ、奥深い工芸の世界を広く伝えるために開始された。パートナーとして協力するのは「立命館大学アート・リサーチセンター」や「青森県庁」など6施設。
紹介されているのは、「西陣織」や「瀬戸焼」、「輪島塗」など古来から伝わる工芸品、「盆栽」などの文化的なもの、青森の「きみがらスリッパ」などの近代の手仕事などとなっている。「Made in Japan: 日本の匠」の基本ページは左に工芸品が分布する日本地図、右にそれぞれの工芸品の詳細となっている。
岐阜の美濃焼を例に取ってみると、歴史や制作方法、使われ方、技法の解説、代表的な作品、作品を見られる美術館など、その紹介は多岐に渡り、総ページ数27ページというボリュームで解説されている。