さくらインターネット、演算能力に特化した「高火力コンピューティング」への取り組みを開始

さくらインターネット、演算能力に特化した「高火力コンピューティング」への取り組みを開始


発表資料

さくらインターネット株式会社は、深層学習など大量の計算資源を必要とするコンピューティング需要の高まりを受けて、演算能力に特化した「高火力コンピューティング」への取り組みを開始した。

これまで、資源の共有を前提とする現在のクラウドコンピューティングでは、仮想化と共有によりハードウェアのピーク性能を引き出すことができず、汎用的なサービスの枠内でシステムを組まざるをえないという課題があった。同社は絶対的な性能と圧倒的な自由度をもつ新たなサービスを「高火力コンピューティング」として位置付けて、高いコストパフォーマンスと高い性能の両立を実現すると説明している。

その取り組みの第一歩として、今回は株式会社Preferred Networksと共同で、Infinibandをインターコネクトとした大規模なGPUクラスタを構築する。同社は「高火力コンピューティング」において、GPUやInfinibandなど、既存サービスでは対応の難しかったハードウェア環境や、高性能なコンピューティングリソースの提供を計画している。

また、GPU以外にも、用途に応じてCPUを利用したサービスや、高性能・大容量なストレージを搭載したサービスなど、さまざまなラインアップで展開する。正式サービスの提供は2016年夏ごろの開始を予定している。

発表資料
URL:http://www.sakura.ad.jp/press/2016/0126_gpu/
2016/01/27

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