中断していたスポーツ庁のシンボルマーク問題、候補をHPで公開して意見募集

中断していたスポーツ庁のシンボルマーク問題、候補をHPで公開して意見募集


最終候補作品の5点

スポーツ庁は25日、2020年東京オリンピックのエンブレム盗作問題のあおりを受けて中断されていた同庁のシンボルマークについて、広範な調査・検討を行うため、最終候補作品の5点をホームページに掲載して、広く一般の意見を受け付けると発表した。

本来、シンボルマークは、2015年10月1日のスポーツ庁発足と同時に、鈴木大地長官の就任会見で発表される予定だった。しかし、佐野研二郎氏デザインの東京五輪エンブレムが、ベルギーの劇場のロゴを盗用したものではないかという疑惑を受け、選考を中断、未定のままとなっていた。

今回、プロのデザイナーや主婦・学生などの一般から集められた応募作品を5点に絞り、公開。1月25日〜2月5日必着の期間で意見を受け付ける。提出手段は電子メールのみで、宛先はssymbol@mext.go.jp。なお、意見はあくまで考慮に加えるものであり、投票などは選定に直結しないとしている。


A:スポーツの頭文字「S」と「日の丸」をモチーフに、スポーツの躍動感を表すとともに、スポーツがもたらす感動から、人々に健康と多様な文化へと意識が広がっていくことを意図。


B:柔道・剣道・弓道などスポーツを「道」に例える日本。そこでロゴでもスポーツを「道」に例え、豊かな社会をつくり日本を盛り上げるスポーツ庁を、道が集まり未来へ進んでいくロゴで表現。


C:スポーツの重要性や施策への理解・増進をイメージして、スポーツの世界の「ス:環・輪・和」を表現。


D:「人」という字を輪にすることで、協力し、より良い環境を作っていくという意味を込めた。また、青い円は地球を意味している。


E:日本の官公庁で唯一カタカナで始まるスポーツ庁の頭文字「ス」をベースに、右下へは国民を表す「人」を配し、全体的に健康的な「疾走感」が感じられるフォルムでデザイン。カラーは、活力や太陽を想起させるオレンジ。

発表資料
URL:http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/28/01/1366351.htm
2016/01/27

MdN DIのトップぺージ