人気キャラとの空中合体も可能か!? 何もない空中に映像を投影する「空中ディスプレイ」

人気キャラとの空中合体も可能か!? 何もない空中に映像を投影する「空中ディスプレイ」


中央が空中映像、左右がガイド映像

三菱電機株式会社は17日、同社の先端技術総合研究所が開発した技術として、空中に映像を表示する「空中ディスプレイ」を発表した。

本技術は、対角約56インチ(幅88.6×高さ112cm)の大型空中映像の投影を可能にする「空中ディスプレイ」。光学素子のビームスプリッターと再帰性反射シートを使い、人が通り抜けることも可能な空中映像を実現した。エンターテイメント性や視認のし易さも高めるために、空中映像の両サイドの壁面にガイド映像を投影するという工夫も試されている。その場合、ガイド映像も含めたサイズは対角約90インチ(幅199.2×高さ112cm)まで拡大する。

同社では、人型サイズの映像を使った遠隔コミュニケーション用途から、公共性の高い表示まで、幅広い分野で近未来的な映像表現を実現できるとしている。


空中に映像を表示する原理

空間に映像を映し出すテクノロジーとしては、16日に日本電信電話株式会社(NTT)が疑似3D映像をリアルタイムで空間に映しだせる「Kirari!」を発表したばかり。今後の映像の技術競争は“空中・空間”がキーワードになるようだ。


「Kirari!」イメージ

三菱の発表資料
URL:http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/0217-e.html

NTTの発表資料
URL: http://www.ntt.co.jp/news2015/1502/150218b.html
2016/02/18

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