ファーストサーバ、無料SSL証明書「Let’s Encrypt」の取扱いを開始

ファーストサーバ、無料SSL証明書「Let’s Encrypt」の取扱いを開始


SSLサーバー証明書の違い

ファーストサーバ株式会社は、無料のSSLサーバー証明書「Let’s Encrypt(レッツ エンクリプト)」を、同社のクラウド型レンタルサーバー「Zenlogicホスティング」において取扱いを開始した。

同SSLサーバー証明書は、米国の非営利団体ISRG(Internet Security Research Group)が運営し、大手企業・団体が支援しているもので、ドメイン名の使用権限を確認して発行する「ドメイン認証(DV)」タイプの無料の証明書となっている。

同社は、同SSLサーバー証明書を提供する背景として、公共Wi-Fiやスマートデバイスの普及によって、安全なインターネット利用には通信の暗号化は欠かせないものになってきたことを挙げている。そのような状況への対策として、大手検索エンジン会社によるWebサイトのSSL対応の推奨や、複数の主要ブラウザがSSLサーバー証明書のないWebサイトの表示に際して警告メッセージを出すなど、業界全体が常時SSL化へと急速に進んでいる。

一方で、SSLサーバー証明書の普及は低く、ファーストサーバのレンタルサーバー利用者でも、導入率は11%程度だという。同社は、現在提供している「組織認証(OV)」「拡張認証(EV)」タイプを含めて、ユーザーのニーズと予算に合わせて提供することにより、今後、すべてのWebサイトのSSL化を目指すとコメントしている。

ファーストサーバ株式会社
問い合わせ:0120-925-138
URL:https://zenlogic.jp/service/ssl/letsencrypt.html
2016/02/24

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