未だ電子書籍普及ならず、利用率は無料で22.9%・有料で16.5%

未だ電子書籍普及ならず、利用率は無料で22.9%・有料で16.5%


電子書籍の利用状況

MMD研究所は25日、「2016年電子書籍および紙書籍に関する調査」の結果を発表した。調査はインターネット調査で行われ、調査期間は2016年2月19日~2月21日、有効回答数は2201人(20歳~59歳の男女)。

「電子書籍の購読」についての質問では、現在利用している人は無料コンテンツで22.9%(昨年比0.5%アップ)、有料コンテンツでは16.5%(同0.7%ダウン)だった。利用したことのない人に関しては、無料コンテンツでも61.1%となり、2015年と比べ、有料・無料問わずにほとんど普及が進んでいない現状が明らかになった。

「紙書籍での読書状況」については、紙書籍で読書している人は83.0%を記録。また、紙と電子書籍の両方で読書している人に「紙と電子書籍の読書する割合」を聞いたところ、紙書籍のほうが多いが54.0%、電子書籍のほうが多いが25.7%となった。アメリカでは一般書籍での電子書籍の普及率は2〜3割というデータがあるが、日本では「活字は紙で読む」という根強い信仰が垣間見える結果となった。


「紙書籍での読書状況」


「紙と電子書籍の読書する割合」

発表資料
URL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1529.html
2016/02/26

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