小型ボードコンピュータの新モデル「Raspberry Pi 3」が発売

小型ボードコンピュータの新モデル「Raspberry Pi 3」が発売


Raspberry Pi 3

英Raspberry Pi Foundationは、小型ボードコンピュータの最新モデル「Raspberry Pi 3(Model B)」を発表した。日本ではアールエスコンポーネンツ株式会社が取り扱うことを発表しており、日本国内でも近日発売を予定している。

同製品は、Broadcom社の新型プロセッサBCM2837チップセットを組み込んだボードコンピュータ。64bitのクアッドコアARM Cortex-A53ベース(1.2GHZ)を採用しており、従来モデル「Raspberry Pi 2 Model B」から50%処理性能が向上した。また、無線通信機能も追加されており、無線LAN(802.11b/g/n)や、Blutooth 4.1(クラシックBluetoothとBluetooth Low Energyのデュアルモードに対応)に対応している。

同製品にはインストールマネージャーとしてNOOBS(New Out Of the Box Software)というツールが提供されており、これをmicroSDから起動することでOSのセットアップが簡単に行える。OSのRaspbianパッケージには、教育用途で普及しつつあるプログラミングツール「Scratch」や高等数式処理システム「Mathematica」などアプリケーションが含まれるほか、今回からはオープンソースIoT開発環境の「Node-RED」も追加された。

従来の「Raspberry Pi 2」との互換性も保持しており、フォームファクター(ボード形状)、40ピンGPIO、4基のUSBポート、フルHD対応のHDMI端子、10/100 Mbpsイーサネット端子、3.5mmオーディオ/コンポジットビデオ端子、カメラ(CSI-2)とディスプレイ(DSI)のインターフェース、マイクロSDカードスロットを搭載している。電源はmicro-USB経由での供給となる。

アールエスコンポーネンツ株式会社
URL:http://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=raspberrypi
2016/03/02

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