電力自由化の乗り換え先は「東京ガス」が31.3%でトップ、一方様子見も多数

電力自由化の乗り換え先は「東京ガス」が31.3%でトップ、一方様子見も多数


電力購入会社乗り換え検討先

人材サービスの株式会社VSNは9日、2016年4月からの電力小売り全面自由化を前に、「電力自由化に関する意識調査」を実施しその結果を公開している。調査は関東在住の20~50代の男女ビジネスパーソン(計1105名)を対象に、インターネットリサーチで行われている。

まず、「電力購入会社の変更を具体的に検討しているか」という問いには、“変更する”と回答したのは約20%に留まった。“変更しない”という回答者に「変更しない理由は」と聞いたところ、しばらくは様子を見たいという回答が40%を超え、多くの人が様子見の状態であることが分かった。また、変更を検討している回答者に、乗り換え先を聞くと、“東京ガス”が約31%で他を引き離して人気が高かった。


電力購入会社を変更するかどうか


変更しない理由は

東京ガスはガス料金、電気料金、各種サービスの中から自由に組み合わすことのできる「ずっともプラン」で電気とガスのセット契約などを提供し、大々的に乗り換えの利点をアピールしており、多くのユーザーが魅力を感じていることがわかった。


東京ガスの電気・ガスセットのイメージ
東京ガス「東京ガスの電気」より

また、電力の自由化で「最も期待しているサービス」には、“乗り換えによる割引強化”が50%、“長期利用による割引強化”が約37%、“ポイント還元強化”が約26%となり、どの回答者も電力自由化に経済的なメリットを求めていることが鮮明になった。


電力自由化で最も期待するサービス

発表資料
URL:http://www.vsn.co.jp/news/20160309.html
2016/03/10

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