2016年3月12日（土）から3月30日（水）まで、上野の森美術館にて、「VOCA展2016 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」が開催される。現代アートにおける平面の領域で、国際的にも通用するような将来性のある若い作家を支援することを目的として、1994年から毎年開催されている恒例の美術展。これまでに延べ786人の作家が出品しており、福田美蘭氏（1994年VOCA賞）、やなぎみわ氏（1999年VOCA賞）、蜷川実花氏（2006年大原美術館賞）、清川あさみ氏（2010年佳作賞）など、多方面で活躍している作家達を輩出している。会期中無休、開館時間は10:00～18:00（入場は閉館30分前まで）で、入場料は一般・大学生500円 / 高校生以下無料。

今年で23年目となる「VOCA展」は、「平面」という一貫した切り口で、若い世代の動向をヴィヴィッドに反映しながら“今日の美術”を見せてきた。全国の美術館学芸員 / ジャーナリスト / 研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品する方式のため、全国各地で活躍する優れた才能にスポットが当たることも大きな特徴だ。今回は、33人の推薦者により32人の作家が出品。グランプリとなるVOCA賞には久門剛史氏の「crossfades #3」が決定したほか、VOCA奨励賞には鈴木のぞみ氏と谷原菜摘子氏、佳作賞には大山エンリコイサム氏と佐竹真紀氏、大原美術館賞には尾﨑森平氏が選出されている。

■期間：
2016年3月12日（土）～3月30日（水）

■開催場所：
上野の森美術館
東京都台東区東区上野公園1-2

■問い合わせ先：
上野の森美術館
tel. 03-3833-4191
url. http://www.ueno-mori.org/