西武鉄道が光学迷彩特急を開発!? 新型車両のデザインイメージは“溶け込む”

西武鉄道が光学迷彩特急を開発!? 新型車両のデザインイメージは“溶け込む”


新型特急イメージイラスト

西武鉄道株式会社は14日、2012年に迎えた100周年アニバーサリー企画として、フラッグシップトレインとなる新型特急車両56両(8両×7編成)の新造を発表した。運行開始は2018年度予定。

これまでの100周年企画として、2016年4月デビューの旅するレストラン「52席の至福」や新型通勤車両40000系を発表してきた西武。今回発表されたのは、「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込み、くつろげるリビングのような特急」というコンセプトで新造される新型特急だった。公開された検討中のイメージイラストは、滑らかで美しいフォルムであり、周囲の緑が映り込み、まるで「攻殻機動隊」の作中に出てくる光学迷彩のように自然と一体化している。


「52席の至福」内装イメージ


新型通勤車両40000系イメージ

ニューレッドアロー以来25年ぶりに登場する新型特急のデザインは、建築家・妹島和世が担当。初めて鉄道車両のデザインに挑む氏は、西武のプロジェクトチームと共に取り組み、「いままでに見たことのない新しい特急車両」というコンセプトでイメージを作成。公開された画像は鉄道ファンやデザイナーのみならず、一般まで大きな衝撃を与えている。

ネット上では“座薬”に見えるなどと口さがない意見も出ているが、まるで電車に見えないデザインは、何かに例えなければ語れないという点でコンセプトを完全に内包している。

鉄道界の権威ある賞、ブルーリボン賞を受賞したレッドアロー(5000系)を輩出した西武。今後、このイメージイラストがどのような変遷を遂げるのかは不明だが、大きな期待が持てるのは間違いない。

発表資料
URL:bit.ly/1LlFDby
2016/03/15

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