乳幼児のスマホ利用実態、0〜2歳の47%が触り始めて平均1万円以上の課金トラブルも

乳幼児のスマホ利用実態、0〜2歳の47%が触り始めて平均1万円以上の課金トラブルも


「子どものスマートフォン利用開始時期」

モバイル専門のマーケティングリサーチ機関・MMD研究所は29日、インテルセキュリティと共同で行った調査「乳幼児のスマートフォン利用実態に関する調査」についての結果を公開した。調査期間は2016年3月10日〜12日、対象は0~6歳(未就学児)の乳幼児をもつ、スマートフォンを所有する20歳~49歳の女性(2190人)。

乳幼児のスマートフォン利用実態で明らかになったのは、生後すぐにスマートフォンに親しんでいるという実態だった。

「子どものスマートフォン利用開始時期」という設問では、0歳8.4%・1歳18.9%・2歳19.7%という結果になり、約半数となる47%が0〜2歳という生まれてからまもない時期にスマートフォンに接触していることがわかった。(資料は上記参照)

また、子どもにスマートフォンを触らせたことのある人に対して「子どものスマートフォン接触頻度」を聞いたところ、「ほぼ毎日」が30.6%と最多になり、スマホ中毒者が続出している若年層の下地が、乳幼児時代に築かれている実態が明らかになった。


「子どものスマートフォン接触頻度」

子どもが日常的にスマホに触れていると回答した人に聞いた「子どもは誰とスマートフォンを利用するか」では、トップは“母親”の68.5%だったが、2位は“子どもひとり”の49.6%となった。このことが、乳幼児による意図しない有料コンテンツのダウンロードなどを引き起こし、平均1万2528円という請求額が発生していることに繋がっている。


「子どもは誰とスマートフォンを利用するか」

子どもがスマホを触れることについて、何らかのセキュリティ対策をしているかどうかについては、多数の65.7%が“特になにもしていない”と回答、さらに約乳幼児の約2割が「画面ロック解除(パスコード/パターン入力)」ができることがわかり、子どもが勝手にスマートフォンに触ることに対しての、大人側の意識の低さが浮き彫りとなっている。


「子ども自身がスマートフォンで出来ること」

発表資料
URL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1544.html
2016/03/29

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