リコーが独自のインクジェット技術などの応用で立体複製画の制作技術を開発

リコーが独自のインクジェット技術などの応用で立体複製画の制作技術を開発


株式会社リコー Webサイト
URL:http://www.ricoh.co.jp/

株式会社リコーは、独自のインクジェット技術を応用し、立体複製画制作技術を開発したことを発表した。同社リリースによると、従来の平面的な複製画と比較して、絵の具の盛り上がりや筆のタッチ、キャンバスの生地目など、実際の絵画の凹凸を高精細に再現できる技術であることが発表されている。この技術では、インクにもリコー独自のUV硬化インクを採用。高い硬度と密着性を保ちながら延伸性にも優れたインクで、印刷対象物の多様な形状に柔軟に適応する。

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今回、同社による開発が明らかとなった立体複製画制作技術では、インクジェット技術に加え、画像処理技術や3Dプリント技術も応用された。この技術が提供された複製画は、2016年10月7日(金)から2017年1月21日(土)に上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)で開催される「デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜(東京展)」(http://www.detroit2016.com/)にて展示販売予定。複製画に直接触れて、立体的な造形を感じることができる。なお、この展覧会は東京展のほかに豊田展(豊田市美術館 / 4月27日〜6月26日)や大阪展(大阪市立美術館 / 7月9日〜9月25日)も開催されるが、同社の技術を用いた複製画の販売が行われるのは東京展のみであるため注意が必要だ。この「デトロイト美術館展」での試みをはじめ、今後もさまざまな場面で本技術が活用されることに期待が集まる。

株式会社リコー
URL:http://www.ricoh.co.jp/
2016/03/31

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