Facebookは5日、投稿された写真の内容について自動で説明テキストを生成する「自動代替テキスト（Automatic alternative text）」を開発したと発表した。視覚障害者向けに提供される機能であり、テスト期間としてiOS向けの英語バージョンがアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで利用できる。

本機能は、Facebookが研究してきた、何百万もの画像などを参考にして発達した物体認識技術と人工知能（AI）を活用して作られた新技術。利用にはiOS上の画面読み上げ機能「VoiceOver」を使用する。

Facebook上の写真をスワイプすれば、どのような写真であるかという詳細が音声で読み上げられる。例えば、風景写真を「木、空、アウトドア」と読み上げたり、海辺のカップルの自撮り写真は「2人、笑顔、サングラス、空、アウトドア、水」と読み上げられる。

同社では、今後英語だけではなく、他の言語やプラットフォームでも利用できるように準備を進めているとしている。

発表資料
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2016/04/06