日本でジカ熱が流行する確率は約17%! 北海道大学が予測統計モデル開発

日本でジカ熱が流行する確率は約17%! 北海道大学が予測統計モデル開発


(上)ジカウイルスの輸入リスク
(下)ジカウイルスの国内伝播リスク

北海道大学などは、研究論文「ジカウイルス感染症の輸入リスクおよび国内伝播リスクの推定」を英国科学誌「PeerJ」に発表し、ジカ熱が今年末までに日本で流行する確率は16.6%であると発表した。

北海道大学大学院医学研究科、東京大学医学部、東京大学大学院総合文化研究科からなるチームは、南米ブラジルを起点に中南米で流行し、世界中でも患者が発生しているジカウイルス感染症(ジカ熱)の輸入と国内伝播のリスクを推定する統計モデルを開発し、推定結果を公開している。

日本の国内伝播を認めるリスクは16.6%で高くはないが、推定は今年1月末までのデータを使用しており、2016年8月に開催されるリオデジャネイロオリンピックによる人の移動で、この確率は高くなる可能性がある。

ジカ熱についてはGoogleも注目しており、2015年10月6日〜2016年2月23日までの「ジカ熱」の検索数の増大をヒートマップのようにひと目でわかるようにした「The world searches for the Zika Virus」を公開している。


Googleのジカ熱検索数可視化マップ

発表資料
URL:http://www.hokudai.ac.jp/news/160406_med_pr.pdf
2016/04/08

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