東京五輪エンブレム最終候補4作品が決定!市松や風神、朝顔などがモチーフ

東京五輪エンブレム最終候補4作品が決定!市松や風神、朝顔などがモチーフ


候補作A

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は8日、大会エンブレムの最終候補作品を公開した。広く一般からの意見などを参考にして、最終選考を行うとしている。

応募総数1万4599件の中から、形式要件・デザインチェック、王 貞治氏や杉山 愛氏、中西 元男氏、長谷川 祐子氏などからなるエンブレム委員会での審査、そして国内外での商標調査をクリアしたのは4作品。応募要項に記された7つのキーワード「スポーツの力」、「日本らしさ・東京らしさ」、「世界の平和」、「自己ベスト・一生懸命」、「一体感・インクルージョン」、「革新性と未来志向」、「復興・立ち上がる力」を表現したものが選ばれている。

A. 組市松紋(くみいちまつもん)
世界でもおなじみのチャッカーデザイン。日本では江戸時代に「市松模様」(いちまつもよう)として広く認知されていた。色は日本の伝統色藍色で粋な日本らしさを描いている。形の異なる3種類の四角が使われていて、それぞれ国や文化思想の違いを表す。それらは「多様性や調和」のメッセージとなっている。(画像は上記参照)

B.つなぐ輪、広がる和(つなぐわ、ひろがるわ)
選手の躍動と観客の喜びの“輪”、世界に広がる平和や調和の“和”という日本語で韻を踏んだデザイン。デザインにはたくましさや躍動感・スピード感が込められ、自己ベストを目指すアスリートがもたらす感動を表現している。また、日本と訪れる世界各国の人々へのおもてなしの心も伝えている。


候補作B

C.超える人(こえるひと)
日本人になじみ深い風神・雷神をモチーフにしたデザイン。ゴールテープを切る一瞬の躍動感や自己最高を目指す選手の姿勢を表す。雷神の太鼓は“花火”に、風神の風袋は“虹”に例えて具象化されている。


候補作C

D.晴れやかな顔、花咲く(はれやかなかお、はなさく)
江戸時代から日本人に親しまれてきた空を向いて咲く朝顔に重ねたのは、自己ベストを尽くすアスリートと彼らをたたえる人々の晴れやかな表情。種から芽を出し、蔓を伸ばして花を開いて実を結ぶ成長の過程は大会への期待感や次世代への継承までイメージさせる。


候補作D

委員会は一般からの意見を募集している。ネットでは意見提出フォームが用意されている。

発表資料
URL:https://tokyo2020.jp/jp/games/emblem/evaluation/
2016/04/08

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