株式会社アイ・オーは14日、パソコンを使用不能にして復帰のかわりに“身代金”を要求する「ランサムウェア」について、今後も被害の拡大が懸念されていると注意喚起し、その対応策を公開している。

「ランサムウェア」の基本的な対策は“パソコンを感染させない”ことで、以下の4箇条が基本対策になるとしている。
□不審なメールの添付ファイルやリンクを開かない。
□パソコンへのウイルス対策ソフト導入や最新パターンファイルの適用
□Windows UpdateなどOSを最新状態に保つ
□WEBブラウザ、JavaやFlash等のブラウザプラグインを更新し最新状態に保つ。

また、“ランサムウェアによるデータの暗号化に備える”ことも大事で、パソコンはこまめにバックアップを取り、そのバックアップファイルにパソコンから直接アクセスできないようにすることを呼びかけている。

“被害を最小化するNAS対策”については、バックアップ先のドライブを読み書き不可にしておけば、バックアップデータを守ることができるとしている。

なお、“アイ・オーNAS商品における推奨バックアップ方法”は、外付けHDDへの変更した部分の履歴を残せる「履歴差分バックアップ」を推奨。

発表資料
URL:http://www.iodata.jp/news/2016/information/ransomware.htm?utm_source=iomail160413
2016/04/14