QuickTimeのWindows版サポート終了でアンインストールを推奨、アドビも不具合に言及

QuickTimeのWindows版サポート終了でアンインストールを推奨、アドビも不具合に言及


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トレンドマイクロ株式会社は、Appleが開発した動画再生ソフトQuickTimeのWindows版について、同社のセキュリティブログに記事を投稿し、「QuickTime for Windows」はAppleがサポート終了を認めたため、アンインストールを推奨するとしている。

Appleは1月に「QuickTime for Windows」のセキュリティパッチを公開したが、それ以来、サポートに関して何も更新してこなかった。そして、Appleからの公式発表はないものの、米Wall Street Journalの記事では、Appleが「QuickTime for Windows 」のサポート終了を認めたとしている。

トレンドマイクロ株式会社では、未だ修正されていない2つの重大な脆弱性を公表しているが、これについても脆弱性は修復されず、サポートもないままソフトを保持するのはWindowsを今後増大する危険から保護できなくなるので、「QuickTime for Windows」をアンインストールするべきだとしている。

Appleは一連の情報公開を受けて「QuickTime 7 for Windows をアンインストールする」というWebサイトを公開。アンインストール前にやっておく事と、アンインストールの方法をレクチャーしている。


「QuickTime 7 for Windows をアンインストールする」

なお、「QuickTime for Windows」アンインストールでの影響についてアドビがブログ記事を公開。「ProRes」がWindows環境でのQuickTimeに依存しないネイティブデコードには対応していない。アニメーション圧縮の読み書き、DNxHD/DNxHRの書き出しがQuickTime依存となっているなど、「Creative Cloud」の利用に一部不具合が生じるとしている。


アドビの発表

トレンドマイクロ セキュリティブログ
URL:http://blog.trendmicro.co.jp/archives/13224?cm_re=articles-_-threat-_-blog
2016/04/21

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