スタジオジブリ作品“耳をすませば”の監督のスケッチや原画を鑑賞できる「近藤喜文展」が大阪で開催

スタジオジブリ作品“耳をすませば”の監督のスケッチや原画を鑑賞できる「近藤喜文展」が大阪で開催


「耳をすませば」背景画およびセル画 1995年
(C) 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

2016年4月27日(水)から5月9日(月)まで、阪急うめだ本店 9F 阪急うめだギャラリーにて「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」が開催される。多くのスタジオジブリ作品を手掛けたアニメーターで、「耳をすませば」では監督を務めつつも、47歳の若さで亡くなった近藤喜文氏(1950〜1998年)に注目した展覧会。「火垂るの墓」「魔女の宅急便」「紅の豚」「もののけ姫」などの原画をはじめ、「耳をすませば」の絵コンテ、アニメーション原画 / イメージボード / スケッチなど約500点が展示される。時間は日曜〜木曜10:00〜20:00 / 金曜および土曜10:00〜21:00(最終日は18:00閉場 / 入場は閉店30分前まで)で、入場料は一般900円 / 大学・高校・中学生700円 / 小学生以下無料。

近藤喜文氏は、高畑勲 / 宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられ、多くのTVアニメや映画に関わってスタジオジブリを支えてきた。才能を開花させはじめたのは「赤毛のアン」(1979年)のキャラクターデザインと作画監督を務めた頃で、演出の高畑勲氏からの要求に応えながら描いたキャラクターデザイン画や原画は、今も1枚1枚の見応えがある。本展では、数多くの作品におけるスケッチ / 原画 / イメージボードなどを通じて、キャラクターたちを魅力的に見せる細かな動きや表情の表現力、作品の世界観を大切にする姿勢、絵を描くことへのひたむきな情熱などを感じることが可能だ。近藤氏が監督を務めつつも惜しくも公開には至らなかった日米合作フルアニメーション「リトル・ニモ」(パイロットフィルム 1984年)の動画など、貴重な資料も展示される。


「赤毛のアン」LDボックス用イラスト 1992年
(C) NIPPON ANIMATION CO.,LTD


ポストカードやクリアファイルをはじめとするグッズが多数登場


近藤喜文氏

■期間:
2016年4月27日(水)~5月9日(月)

■開催場所:
阪急うめだギャラリー
大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 9F

■問い合わせ先:
阪急うめだ本店
tel. 06-6361-1381(代表)
url. http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/
2016-04-27
2016-05-09
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