武蔵野美術大学が岩手県の陸前高田市の企業との産学共同研究でiPhoneケースを開発

武蔵野美術大学が岩手県の陸前高田市の企業との産学共同研究でiPhoneケースを開発


ラフデザイン時の完成イメージ

武蔵野美術大学は、陸前高田で「雇用創出による復興」を理念に活動を続ける株式会社バンザイ・ファクトリーとともに、iPhoneケースの共同開発を行ったことを発表した。プロトタイピングを何度も重ねて実現された形状に、岩手県沿岸南部の気仙地域に咲く気仙椿をはじめ、岩手県の自然に着想を得た色でのデザインを採用。完成に伴い、2016年6月1日(水)の15:00〜16:30に、武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ(東京都港区 / 東京ミッドタウン・デザインハブ内)で、産学共同研究の成果の発表会が開催される。発表会は事前受付制で、当日は成果物を見られるほか購入も可能。

今回のiPhoneケースは、プロダクトデザインを専門とする武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科インダストリアルデザインコースの田中桂太教授と大学院生1名が、「プロフェッショナル型」の産学共同プロジェクトとして、約1年間にわたり研究に携わった。古くからバイオリンの名器であるストラディバリウスの素材としても使用されてきた岩手県のイタリアカエデに着目し、地元の資源の新しい活用法として素材に採用。また、スマートフォンを持ったり握ったりする動作を筋電図で測ってデータ化し、“握りやすさ”の数的根拠を割り出して筐体の設計に生かしている。


デザインラフスケッチ(椿)

学校法人武蔵野美術大学 / 株式会社バンザイ・ファクトリー
問い合わせ:042‐342‐7945(武蔵野美術大学研究支援チーム)
URL:http://d-lounge.jp/
2016/05/12

MdN DIのトップぺージ