写真家の宮本隆司氏による個展「九龍城砦 Kowloon Walled City」が東京で開催

写真家の宮本隆司氏による個展「九龍城砦 Kowloon Walled City」が東京で開催


(C)宮本隆司

2016年5月20日(金)から7月4日(月)まで、キヤノンギャラリーSにて、宮本隆司氏の写真展「九龍城砦 Kowloon Walled City」が開催される。かつて香港の九龍地区にあった高層スラムの九龍城砦を撮影した約50点の写真を展示。九龍城砦が取り壊された現在、想像を絶する謎の多い空間が新たに提示される貴重な機会となっている。入場無料、休館日は日曜 / 祝日で、開館時間は10:00〜17:30。

宮本隆司氏は、1947年東京生まれの写真家だ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業し、建築雑誌「住宅建築」の編集部員を経て独立。解体中や放置された建築を撮影して発表し、廃墟の写真家として知られる。1989年に「建築の黙示録」「九龍城砦」展覧会、写真集により第14回木村伊兵衛写真賞を受賞。その後も数多くの賞を受賞し、2012年には紫綬褒章を受章した。

本展は、九龍城砦が取り壊されてから20年を経て、新たに開催される写真展。九龍城砦は、無法地帯や迷宮とも呼ばれ、4万人が息を潜めて棲んだ巨大コンクリートスラムだ。作品では、この地に流れ着いた人々の生活が写し撮られており、スラムの状況を今に伝える。なお、展示作品は全てキヤノン株式会社の大判プリンタ「imagePROGRAF」によって出力された。会期中の7月2日(土)13:30〜15:00には、宮本氏が展示作品を紹介しながら撮影時のエピソードなどを語るトークイベントも実施される(事前予約制 / 先着順 / 定員300名 / 参加無料)。

■期間:
2016年5月20日(金)~7月4日(月)

■開催場所:
キヤノンギャラリーS
東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー 1F

■問い合わせ先:
キヤノンギャラリーS
tel. 03-6719-9021
url. http://canon.jp/gallery
2016-05-20
2016-07-04
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