株式会社学研プラスは、書籍「新装版 戦国武将100 家紋・旗・馬印FILE」を5月16日に発売した。戦国武将100人の家紋や馬印をオールカラーで紹介している本。家紋は替紋や希少な独占紋も描き起こされており、旗や馬印は文献 / 絵画史料をもとに推定復元されている。B6判で240ページ。

水戸黄門で有名な徳川家の「葵」をはじめ、真田家の「六連銭」、織田信長の「木瓜」、豊臣秀吉の「太閤桐」など、身分を明らかにする家紋には、さまざまな意匠のバリエーションがある。細部にわずかな違いを持たせて使い分けている家もあれば、全く異なるデザインの家紋を同時に使用している家もあるなど多種多様。伊達政宗のように10種類以上もの家紋を使っている洒落者もいた。家紋はデザインにおける重要なモチーフでもあり、有名な企業ロゴやマークなどにも通じるデザインを目にすることができる。

また、本書では家紋のみならず、戦場で敵か味方かを識別するために遠くからも分かりやすいデザインが求められた陣旗や馬印も紹介。人物とのセットで、縦横比や大きさもイメージしやすいように掲載された。そのほか、人物解説や家紋の変遷、家紋にまつわる逸話なども収録されている。

出版社：株式会社学研プラス
著者：大野信長
価格：650円（税抜）
URL：http://hon.gakken.jp/
Amazon：http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054064434/mdndi-22/
2016/05/30