AppleがApp Storeの大改革! 審査短縮や価格設定の細分化も可能に

AppleがApp Storeの大改革! 審査短縮や価格設定の細分化も可能に

Appleは8日(米国時間)、150万ものアプリが登録されている同社のApp Storeについて、大幅な変更を行うと発表した。アプリの開発者、ユーザーの両方にとってメリットのある変更になっている。

大きな変更があったのはサブスクリプション(月額制アプリ)について。これまではデベロッパー(開発者)とAppleの取り分は70:30だったが、今後は、1年間は同比率なものの、2年目からは開発者85%:Apple15%に変更される。また、開発者はアプリの月額について、200段階の価格設定や全機能・一部機能のみ利用、地域別の価格設定など、細かい設定が可能になる。これにより、ユーザーも利用スタイルによって課金の額を選べるという利点がある。

また、月額課金制はクラウドサービスに限られてきたが、今後は全ジャンルのアプリで月額課金制を導入することが可能になった。


発表資料

ユーザーと開発者の両方にメリットがある変更がもう一つ、アプリの見つけやすさについても変更を行う。「カテゴリー」のタブを再び実装し、既にユーザーがインストールしているアプリはApp Storeのオススメには表示されなくなる。また、検索を行うと1件の検索広告が表示されるようになる。


「App Store」

開発者にとって朗報なのがアプリの審査の短縮化。以前は5日〜1週間が目安とされていたが、近頃、受付から公開まで1日しかかからなかった例が見られ、新しいアプリ承認時間の目安としては、24時間〜48時間になる。

発表資料
URL:https://developer.apple.com/app-store/subscriptions/whats-new/
2016/06/09

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