ミュージカル・テニスの王子様をはじめ“2.5次元文化”が特集された「美術手帖2016年7月号」

ミュージカル・テニスの王子様をはじめ“2.5次元文化”が特集された「美術手帖2016年7月号」

株式会社美術出版社は、月刊の美術雑誌「美術手帖」の2016年7月号を6月17日に発売する。今月号のテーマは「2.5次元文化 ―キャラクターのいる場所」。日本の漫画 / アニメ / ゲームを中心とするコンテンツ産業において、ライブ性や体験性が高い表現形態で注目を集めている“2.5次元文化”を取り上げ、現代のポピュラーカルチャーの最前線を多角的に紐解いている。A5判変型で200ページ。

今回の特集では、PART1で「2.5次元舞台 / ミュージカル」にフォーカスしている。「『テニミュ』という魔法の国のつくり方」と題して、ミュージカル「テニスの王子様」を33ページにわたり特集。松田誠氏(エグゼクティブプロデューサー)、上島雪夫氏(オリジナル演出 / 振付)、三ツ矢雄二氏(脚本 / 作詞)、古田一紀氏(越前リョーマ役)、三浦宏規氏(跡部景吾役)、内海啓貴氏(日吉若役)らへのインタビューから、「2.5次元ミュージカル」を牽引する作品の魅力に迫っている。そのほか、舞台「刀剣乱舞」についても、スタッフやキャストへのインタビューが収録された。

PART2では「2.5次元文化領域」と称されるキャラクター文化の諸相を紹介。劇場版「KING OF PRISM by PrettyRhythm」の応援上映に着目し、菱田正和監督のインタビューと論考が合わせて掲載されている。さらに「コンテンツツーリズム」「アイドル×声優」「コスプレ」などのキーワードごとに、2.5次元文化を解説。観客 / 読者 / ファンなどの受容者が「プレイヤー」として能動的に参加し、作品世界に豊かな広がりを生み出す新たなカルチャーが紹介されている。


7月号特集扉
(c) 渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/「弱虫ペダル」GR製作委員会2014 (c) 渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、セガ・ライブクリエイション


ミュージカル『テニスの王子様』記事より
(c) 許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (c) 許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会
撮影=網中健太

出版社:株式会社美術出版社
著者:『美術手帖』編集部
価格:1600円(税抜)
URL:http://www.bijutsu.press/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01FD91EZC/mdndi-22/
2016/06/17
2016-06-17
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