ユカイ工学とATR、自然な会話を実現するコミュニケーションロボットを共同開発

ユカイ工学とATR、自然な会話を実現するコミュニケーションロボットを共同開発


BOCCO

ユカイ工学株式会社と株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)は、ATRの音環境知能技術のコミュニケーションロボット分野への応用・事業化を目的として、「自然な会話を実現する家庭内ロボット」を共同開発すると発表した。

ユカイ工学は、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」などの製品を開発し続けているベンチャー企業。ATRは、ライフ・サポートロボットなどの情報通信関連分野や医療・ヘルスケア分野で先駆的・独創的研究開発を推進する研究機関。

今回、ATRが有するパラ言語(言葉には現れないが発話にともなって伝わる情報)の処理をはじめとする音環境知能技術を、コミュニケーションロボット「BOCCO」に応用することで、家族間のコミュニケーションを充実させるとともに、コミュニケーションロボット向けの基盤技術をモジュール製品として世の中に広く提供するため、両社が共同で開発することになった。両社は、それぞれが持つ技術により、「人の状況や気持ちを理解して対話できるコミュニケーションロボット」の家庭への普及を目指している。

なお、今回の開発により、ユカイ工学は「けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合」から1億円の出資を得て事業を推進する。

発表資料
URL:http://www.atr.jp/topics/press_160620.html
2016/06/21

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