アイデアスケッチが“角字”のリメイクで開発した書体「真四角」のプロジェクトを始動

アイデアスケッチが“角字”のリメイクで開発した書体「真四角」のプロジェクトを始動


「真四角」

デザイナーとエンジニアが集うデザインスタジオの株式会社アイデアスケッチは、書体「真四角」のプロジェクトをスタートさせたことを発表した。この「真四角」は、江戸文字の1つである“角字”をリメイクしたデザインフォント。現在は教育漢字を含む1166字が既に開発されており、常用漢字を含む約3000文字の制作に向けて、日々デザインが続けられている。

「真四角」のルーツとなる“角字”は、祭りや暖簾など日常に使われる書体として人々の生活に溶け込んでいた。現在でも、印鑑や半被などで使用されている粋な書体だ。正方形の中に水平 / 垂直の直線だけで構成されており、いわば非常に“図形的”なデザインの特徴を持つ。

株式会社アイデアスケッチが開発した「真四角」では、この“角字”の文字の崩し方を参考にしながら1文字ずつをデフォルメし、伝統とスタイリッシュさを両立させる丁寧なデザインが施された。同社では今回の発表で、「この書体をつかって一緒にコトを起こしたい」と感じた者からのアイデアを募集。書体を活用した食器 / 雑貨 / テキスタイル / デジタルメディアなど、一緒に企画開発を進めるコラボレーターが求められており、書体を通じて江戸の美意識を現代に映し出していくことを目指している。


同社では一緒に企画開発を進めるコラボレーターを募集中。画像は「真四角」フォントが施された和を感じる食器のイメージ

株式会社アイデアスケッチ
URL: https://www.ideasketch.jp/products/mashikaku
2016/06/21

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