3Dプリンタで作られたミニバス、IBMの人工知能を搭載してワシントンを走る

3Dプリンタで作られたミニバス、IBMの人工知能を搭載してワシントンを走る


「Olli」(オリ)

3Dプリンターで製作された「LM3D Swim」(スイム)を市販車として販売開始して、大きな話題となった米Local Motors(ローカルモーターズ)。同社の次なる挑戦は、人工知能を搭載した3Dプリント製のミニバスで公道を走ることだ。

新たなプロジェクト名はIoTを活用した「Olli」。3Dプリント製の12人乗りの電気ミニバスで、IBMの人工知能「Watson」を搭載している。車体には30以上のセンサーが搭載され、そこから送られる交通データをクラウドベースの「Watson」が分析・学習して運行に役立てる。


センサーイメージ

また、「Watson」は乗客との会話などのコミュニケーションが可能で、ガイドのような役割も果たす。A地点からB地点に移動する場合の経路上の人気レストランや歴史的な場所などの紹介も可能になっている。全てロボット任せが不安という人もいると思うが、運行中の「Olli」はオペレーションセンターの人間の担当者によって全て把握されているので安心できる。


常時人間のオペレーターが管理

「Olli」はスマートフォンとも連携し、地図上で「Olli」の位置が記され、ピックアップの予定時刻もわかる。また、アプリを使って「Olli」を呼び出すことも出来る。


アプリイメージ

試験走行は既にワシントンD.C.で開始され、今後、マイアミ・デイド郡、ラスベガスで実施されるとしている。

公式ブログ
URL:https://cocreate.localmotors.com/blog/
2016/06/21

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