シャネル主催による福島第一原発周辺を撮影した写真展「Retrace our Stepsーある日人々が消えた街」

シャネル主催による福島第一原発周辺を撮影した写真展「Retrace our Stepsーある日人々が消えた街」


作品シリーズ「悪夢」より2013-2014 (c) Carlos Ayesta + Guillaume Bression

2016年6月24日(金)から7月24日(日)まで、シャネル・ネクサス・ホールにて、「Retrace our Stepsーある日人々が消えた街」写真展が開催される。ベネズエラ人のカルロス アイエスタ氏とフランス人のギョーム ブレッション氏という2人の写真家が、東日本大震災直後に福島第一原発の周辺の街で撮影した写真を紹介。2人は原発事故の直後から“no man's land(無人地帯)”となってしまった地域に幾度となく足を運んで撮影を敢行しており、状況をリアルに伝えるべく、ドキュメンタリーとアートを融合させた作品シリーズとして発表している。

本展は、「光影」:ある日80,000人が消えた街に残されたものとは、「悪夢」:無味無臭で目にも見えない放射線という脅威との共存、「不穏な自然」:時の経過とともに建物をも覆い尽くしていくもの、「バックショット」:現代のポンペイの遺物とでも言うべき取り残された品々、「回顧」:我が家に帰ることへの思い、と5つのシリーズから構成されている。想像を超えた恐怖や無人化した村落、自然の猛威などが撮影されたドキュメンタリー写真を、イマジナリーなアートとして昇華して表現。震災や原発事故から5年以上の歳月が経過した今、あらためて見る者にさまざまな思いを投げかける展覧会となっている。入場無料、会期中無休で、時間は12:00〜20:00。

■期間:
2016年6月24日(金)~7月24日(日)

■開催場所:
シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F

■問い合わせ先:
シャネル株式会社
url. http://www.chanel-ginza.com/
2016-06-24
2016-07-24
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