株式会社クレヴィスは、書籍「イラストレーター 安西水丸」を6月下旬に発売。2014年に急逝したイラストレーターの、長きに渡る人生を辿る初の作品集として業界内外からの注目を集めている。

同書籍には1970年代から長年に渡り活動を続けたイラストレーター・安西水丸の多様な作品を一同に収録。一つの時代を築き上げ、駆け抜けてきたその生涯を幼少期から晩年まで辿った保存版の1冊となっている。4つのchapterで構成されるこの作品集では、公私共に親しい関係であった嵐山光三郎、村上春樹、和田誠との仕事も紹介。安西水丸の世界を感じることだけでなく、「絵を描くことの楽しさ、すばらしさ」を教えてもらうことのできる内容となっている。

イラストレーター、とは呼ばれるものの、小説・絵本・漫画などその仕事は多岐に渡り、誰もが一度は目にしたことのある作品も収録されているのではないだろうか。柔らかくユーモアに溢れ、常に＜イラストレーターであることへの誇り＞を持ち続けた制作者でもある安西氏の魅力がたっぷりと詰められた本書は、眺めているだけで見る者の心を温めてくれる。6月17日（金）から7月10日（日）の期間中、美術館「えき」KYOTOでは展覧会が開催されており、同書と合わせて楽しむことができる。

株式会社クレヴィス
URL：http://crevis.co.jp/topics/index.php?no=58
Amazon：http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904845633/mdndi-22/
2016/07/04