フェロー諸島、ストリートビューが来てくれないので羊が撮影した「シープビュー」公開

フェロー諸島、ストリートビューが来てくれないので羊が撮影した「シープビュー」公開


「シープビュー」

イギリス、ノルウェー、アイスランドに挟まれた北大西洋に浮かぶフェロー諸島。デンマークの自治領であり、岩石と緑の起伏ある大地は変化に富んで天然の絶景を生み出している。


フェロー諸島

しかし、そんな島にも一つの悩みがあった。それはGoogleのストリートビューが来てくれないこと。ならばと島の観光局・Visit Faroe Islandsは大胆なキャンペーンを実施。

フェローという島の名前の由来にもなり、9万頭も生息するという“羊”にカメラをしょってもらい、崖に囲まれた緑の大地や丘陵地、海を見渡す絶景ポイントなどを撮影し、「Sheepview360」(シープビュー360)として公開したのだ。

動画を公開したのはストリートビューを提供しているGoogleの傘下のYouTube。羊の背中にのせられた360度カメラで撮影した映像を360度動画としてアップロード。そして、動画のコメントでGoogleに対して「羊は素晴らしい映像を撮影してくれたけど、私たちはストリートビューに来て欲しい!」と熱烈なラブコールを送っている。


「シープビュー」

公式サイトにはフェロー諸島のマップに撮影場所を羊のアイコンで記した「シープビューマップ」も登場。集落や野原、牧場など、羊が自由に動き回って撮影した写真をみることができる。


「シープビューマップ」

このプロジェクトはDURITAさんが運営しており、Googleへの呼びかけや、ソーラーパネルで給電されるシープビューカメラの仕組み、Googleへ訴えかける様子などをユニークかつ本気で公式サイトで紹介している。


DURITAさん



the Faroe Islands
URL:http://visitfaroeislands.com/

シープビュー360のブログ
URL:http://visitfaroeislands.com/sheepview360/
2016/07/29

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