株式会社エムディエヌコーポレーションは、アルファベットそれぞれが持つ意味、歴史、印象、使う意義などを詳細にまとめた「英国人デザイナーが教えるアルファベットのひみつ」を8月25日に発売する。A5判／128P／オールカラー／1600円（税抜き）。

世界で広く使われているアルファベット。その一文字一文字には秘められた意味がある！？ 過去のさまざまな歴史で刻まれてきた言葉、そして人名に至るまでなぜか共通点が多い。「うそでしょ？」と思うほど、にわかに信じがたい、文字それぞれの共通点とは……。

本書は日本やイギリスで活躍する英国人グラフィックデザイナーが、アルファベットの一文字一文字について、それぞれの成り立ちや歴史、英語圏人が各文字に持っている印象、そしてデザインに用いるときのグラフィック的な意義などを解説していく。

たとえば「Ｆ」に関する内容でいうと、JFK（ジョン・F・ケネディ）とFDR（フランクリン・D・ルーズベルト）。両者の名前には力強いFがあるのは偶然なのか？　筆者は、イニシャルだけで大統領の人となりが記憶に残るかどうかが、使われている文字のイメージによるものではないかと推測する。ちなみにここではKFC（ケンタッキー・フライド・チキン）も引き合いに出されているのが面白い。といったように、終始過去のポスターやデザイン例をもとに各文字の推測やインパクト、効果的な手法などを事細かに紹介している。

マメ知識的なものから実践的なものまで、楽しみながら読み進んでいける本書は、アルファベットのそれぞれの意味と効果を知ることで、デザインのみならずあらゆる仕事の幅を広げるのにも役立つはずだ。

出版社：株式会社エムディエヌコーポレーション
価格：1600円（税抜き）
アンドリュー・ポセケリ 著／村上 玲、横山文子 訳
URL：http://www.mdn.co.jp/di/book/3216303005/
Amazon：http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844366041/mdndi-22/
2016/8/25