ラストエンペラーの弟・溥傑の自筆がフォントで甦る! 「相依為命書体」発売開始

ラストエンペラーの弟・溥傑の自筆がフォントで甦る! 「相依為命書体」発売開始


「相依為命書体」

スキルインフォメーションズ株式会社は8月31日、中国清朝のラストエンペラー溥儀の実弟である愛新覚羅溥傑の自筆の書を元にデザインした、日本語毛筆フォント「相依為命書体」を発売開始した。価格は8000円(税別)。

本製品は、溥傑の次女である福永嫮生さんが保管していた溥傑の書を元にした日本語毛筆フォント。「相依為命書体」とは、溥傑が生涯大切にしていた言葉であり、「家族、夫婦、隣人同士など、お互いの幸福を願う気持ちがあれば生きていける」という意味。

流れるようで流麗さが際立つという溥傑晩年の書は、残されているもので400文字程度。JIS第一水準の漢字と第二水準の漢字の一部を満たすための不足分、約3500文字については、書家の香蘭氏によって臨書されている。ひらがなやカタカナ、記号などの非漢字についても、溥傑の漢字と調和するデザインとなっている。

さらに、同社の持つIT技術を駆使し、偏と旁の合成、文字のバランスなどに修正を加えて完成に至った。

収録フォントは、「TA相依為命体Regular」「TA相依為命体Bold」「TA相依為命体Light」「TA相依為命体Italic」「TA相依為命体Condensed」「TA相依為命体Extended」の6書体。

収録文字数は、JIS第一水準漢字の全てとJIS第二水準漢字から抜粋した約450文字。及び半角英数字・半角カナ・全角英数字・全角ひらがな・全角カナ。

動作環境は「Windows(日本語版)」Windows10/8/7/Vista/XP(32,64bit対応)。「Macintosh(日本語版)」Mac OS X10.3以降。

発表資料
URL:http://www.sic-net.co.jp/press-release/pr20160826.html
2016/09/01


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