理想はジョブズ!?小学校でのプログラミング授業、親の約半数が「必要」と回答

株式会社VSNは23日、小学生以下の子どもを持つ10~40代の男女を対象に実施した「子どものプログラミング学習に関する意識調査」の結果を発表。小学校でのプログラミング授業について、48.5%が「必要」と回答したことを明らかにした。
55%以上の親が「子どもが将来、プログラマーやエンジニアになること」に賛成
同調査は9月12日~15日の間実施され、小学生以下の子どもを持つ男女2706人から回答を得た。回答者の48.5%が「小学校でのプログラミング授業が必要だ」と答えているが、その理由については「未来のテクノロジーをさらに進化させて欲しい」「小学生の頃から基礎知識を身につけさせたい」などが挙げられている。
また、「子どもが将来、プログラマーやエンジニアになること」については、
55.4%が「賛成」と回答。理想とするエンジニア・技術者にはスティーブ・ジョブズ氏や松下幸之助氏らの名前が挙げられている。
親たちの意識は「技術を学ばせること」以外にも?
ただ、「エンジニア・技術者」の理想像としてスティーブ・ジョブズ氏が挙げられていることには疑問も残る。すぐれた技術とデザインを統合し、iPodやiPhone、iPadなど、世界中の人びとのライフスタイルを変えてしまうような製品を構想し実現させるには、技術や知識だけでなく、それらを社会にどう役立てるか?という社会的な視点も重要だったはずである。

もし、今後の調査のなかで、技術の進化と社会との関わりについて親たちがどんな意識を持っているか、という点も明らかになれば、単なる技術養成ではないプログラミング教育のあり方を考えることができるのではないだろうか。


株式会社VSN
URL:http://www.vsn.co.jp/news/20160923.html
2016/09/26


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