携帯2位だった「ブラックベリー」がスマホ生産終了、キーボード付き携帯も今は昔
カナダのモバイルメーカー・ブラックベリー・リミテッドのCEO・John Chen（ジョン・チェン）は、同社のスマートフォン「BlackBerry」について、自社生産を終了すると明らかにした。なお、「BlackBerry」ブランドのデバイスについては、今後、開発や生産はインドネシアの企業「BB Merah Putih」に委託する。
2009年には携帯シェアでNokiaに次ぐ2位の座にあった「BlackBerry」も、独自OS「BlackBerry OS」がiOSやAndroidに太刀打ちできなかったことなどからシェアを落とし、「Android OS」の「BlackBerry」スマホを提供したもののついにシェアを回復することはできず、自社生産から撤退することとなった。
直近のシェアは約1％だったが、インドネシアでは未だに「BlackBerry」の人気が高いため、「BB Merah Putih」がパートナーに選ばれたとみられる。
同社はハードウェア事業からの撤退後、セキュリティやアプリケーションなどのソフト事業に注力する。