日本画家の堂本印象の多彩な活動の軌跡を紹介する「INSHO EXPOSITION 〜天才!! 印象ワールド〜」

「松桐鳳凰文様振袖」

2016年10月6日(木)から12月25日(日)まで、京都府立堂本印象美術館にて、特別企画展「INSHO EXPOSITION 〜天才!! 印象ワールド〜」が開催される。大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家の堂本印象(1891〜1975年)による作品を展示。本展には「日本画家・堂本印象にこんな世界があったのか!?」との副題が付けられており、多彩な活動の軌跡が紹介される。休館日は月曜(10月10日は開館 / 翌11日が振替休館)で、入館料は一般500円 / 高校・大学生400円 / 小・中学生200円。開館時間は9:30〜17:00で、毎週金曜は夜間開館のため19:30まで延長される(いずれも入館は閉館30分前まで)。
堂本印象は、1910年に京都市立美術工芸学校を卒業して図案制作に携わったが、日本画家になることを目指し、1918年にあらためて京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に入学。翌年の1919年には、第1回帝展に初入選して画壇に登場した。その後も次々と話題作を発表し、後進の指導にも尽力。1961年には文化勲章を受章し、1975年に没するまで近代日本画の発展の一翼を担った。
一方で、油彩による家族の肖像画シリーズ、旅先の風景を瀟洒にとらえたペン画、茶道具類の絵付けから豪華婚礼衣装の下絵まで、堂本印象はジャンルを超えた作品も手掛けている。1966年に開館した堂本印象美術館も、彼自身によるデザインだ。本展では、知られざる工芸品や商品デザインなども入り混ぜた各種の作品が紹介され、その幅広く華やかな活動を知ることができる。

「故父」1924年

■期間:
2016年10月6日(木)~12月25日(日)

■開催場所:
京都府立堂本印象美術館
京都府京都市北区平野上柳町26-3

■問い合わせ先:
京都府立堂本印象美術館
tel. 075-463-0007
url. http://insho-domoto.com/
2016-10-06
2016-12-25
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