TDK歴史みらい館にチームラボが手掛けた磁性を視覚化し体感できる作品の常設がスタート

「インタラクティブ マグネティックフィールド シアター by チームラボ」
teamLab, 2016, Interactive Digital Installation, Sound: kengo Tokusashi

2005年に建設された「TDK歴史館」が、本館を全面的に刷新し、2016年10月7日(金)に「TDK Museum 歴史みらい館」としてリニューアルオープン。それに伴い、「インタラクティブ マグネティックフィールド シアター by チームラボ」の常設がスタートする。“ウルトラテクノロジスト集団”のチームラボが手掛けたインタラクティブなデジタルインスタレーション作品。通常は肉眼で見ることができない磁性を視覚化し、体感することができる。入館無料、休館日は祝日を除く月曜で、開館時間は10:00〜18:00。
「インタラクティブ マグネティックフィールド シアター」では、四方と下方が全て映像に囲われた空間で、自由に歩き回りながら磁性を体感できる。「宇宙」「地球」「電子」と3つの世界に分かれており、惑星、地球、オーロラや自由電子といった浮遊する投影オブジェクトに鑑賞者が触れると、それぞれの世界に移動できる仕様だ。「宇宙」では、太陽や惑星に触れると光で描かれた磁性が噴出され、途切れたり繋がったりし、その軌跡に触れることでさらに変容。「地球」では、オーロラに触れると、さまざまな色に変化して揺れ動く。
「電子」には、エレクトロニクスモードとスピントロニクスモードを用意。エレクトロニクスモードで自由電子に触れると、化学結合された格子の中を通過。複数回触れることで自由電子が一斉に通過し、格子が輝いて電気が通過する様子が表現される。スピントロニクスモードでは、自由電子に触れると自転の方向が変わり、奥へと進んでいく。方向によっては、ゆっくり進んでいくものと速いものがあり、それらによって電子の持つ方向と性質が表現されている。なお、これらはあらかじめ記録された映像を再生しているわけではなく、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続け、鑑賞者の振る舞いの影響を受けながらインタラクティブに絶えず変容していく。

「インタラクティブ マグネティックフィールド シアター by チームラボ」
teamLab, 2016, Interactive Digital Installation, Sound: kengo Tokusashi

「インタラクティブ マグネティックフィールド シアター by チームラボ」
teamLab, 2016, Interactive Digital Installation, Sound: kengo Tokusashi

■期間:
2016年10月7日(金)~

■開催場所:
TDK歴史みらい館
秋田県にかほ市平沢字画書面15

■問い合わせ先:
TDK株式会社 / チームラボ株式会社
tel. 0184-35-6580(TDK歴史みらい館)
url. http://www.tdk.co.jp/museum/
url. http://www.team-lab.net/jp/
2016-10-07
open


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