前面展望デザインの先駆け「ロマンスカー」の新型製造決定、先頭も側面も展望仕様

外観イメージ

小田急電鉄株式会社は20日、展望列車ロマンスカーの新型「70000形」の製造を決定し、2018年3月の営業運転を目指すと発表した。

 

ロマンスカーは、前面展望列車としては名古屋鉄道(名鉄)のパノラマカーに続き日本で2番目に登場した歴史を持つ、前面展望の先駆けの一つ。最新型は、「箱根につづく時間を優雅に走るロマンスカー」をコンセプトに、岡部憲明アーキテクチャーネットワークがデザイン設計を手がける。

 

前方の展望席(16席)はもちろんのこと、サイドの窓を高さ1mの連続窓にすることで、先頭部分以外の乗客もより車窓を楽しめるデザインになっている。

先頭(1、7号車)車両断面(イメージ)

機能面でも、車両が左右に振動することを抑制する装置「電動油圧式フルアクティブサスペンション」を全車両に搭載し、居住性と乗り心地を向上するという。

 

旅行者などへの配慮としては、スーツケースなどの大型荷物収納スペースや、車内で使えるWi-Fiを整備。乗っている車両の展望ライブ映像が楽しめるコンテンツも配信する。また、バリアフリー配慮のユニバーサルデザインやゆったりトイレの設置、防犯カメラ設置などで多くの旅客のニーズにも対応する。

 

発表資料

URL:http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8500_1656600_.pdf

2016/10/21

 

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