Apple、タッチバー搭載モデルも用意された新型MacBook Proを発売!11型MacBook Airは販売を終了

「MacBook Pro」

Apple社は、ノートパソコン「MacBook Pro」の新モデルを発表した。筐体のカラーバリエーションは、シルバー / スペースグレイの各2色。従来のファンクションキーに代わる操作系として「Touch Bar(タッチバー)」という帯状のマルチタッチディスプレイがキーボード上部に用意されており、指紋認証機能のTouch IDセンサーも組み込まれている。15インチモデルと13インチモデルがあり、感圧タッチトラックパッドが格段に大型化。OSにはmacOS Sierraを搭載している。
今回の「MacBook Pro」新モデルはRetinaディスプレイを採用し、15インチモデルでの解像度は2880×1800pixels。“Macのノートブックで最も明るく、最もカラフルなディスプレイ”と紹介されており、輝度やコントラスト比が従来機より67%向上したほか、DCI-P3カラーをカバーする広色域に対応している。インターフェイスも大幅に刷新され、3.5mmヘッドホンジャック以外は、充電 / DisplayPort / Thunderbolt / USB 3.1 Gen 2に対応するThunderbolt 3に集約。Thunderbolt 3ポートは、基本的には4基を実装している。ワイヤレス通信はIEEE 802.11acなど対応のWi-FiとBluetooth 4.2をサポート。本体には720p Face Time HDカメラを搭載している。
注目の「Touch Bar」は、作業している内容に合わせてインタラクティブに変化しながら関連したツールを表示。システムやメール、Finder、カレンダー、サードパーティ製も含めた各種アプリケーションなどに応じて動作する。たとえばSafari使用時の「Touch Bar」にはタブやブックマークを表示。メールなどではテキストの変換候補や絵文字にもアクセスでき、iPhoneの電話やFaceTime通話を受けるなどの操作も行える。発表会では「Final Cut Pro」や「Adobe Photoshop」を操作するデモンストレーションも実施され、「Touch Bar」に動画のタイムラインやカラーバーが表示された。
15インチ機では全モデルがこの「Touch Bar」を搭載しているが、13インチ機では「Touch Bar」非搭載で従来通りの12個のファンクションキーを採用したモデルも用意。この「Touch Bar」非搭載モデルのみ、Thunderbolt 3ポートも4基ではなく2基となる。標準構成のCPUとして、15インチ機はCore i7の2.7Ghzクアッドコアや2.6GHzクアッドコア、13インチ「Touch Bar」搭載モデルはCore i5の2.9GHzデュアルコア、非搭載モデルはCore i5の2.0GHzデュアルコアを採用。15インチ機の最上位モデルの標準構成では、512GBのSSDと16GBのメモリを備え、ストレージは2TBへとオプションで変更できる。なお、今回の発表に合わせて、正式な報道発表資料として文書では公開されていないが、「MacBook Air」の11インチモデルはラインナップから姿を消した。13インチモデルは販売が継続されている。
Apple
価格:
「15インチ / 2.7GHzモデル」各27万8800円(税抜)〜
「15インチ / 2.6GHzモデル」各23万8800円(税抜)〜
「13インチ / Touch Bar搭載モデル」各17万8800円(税抜)〜
「13インチ / Touch Bar非搭載モデル」各14万8800円(税抜)〜
URL:http://www.apple.com/jp/
2016/10/28

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