Firefoxのモジラが新型Webエンジン「Quantum」での性能飛躍的向上を発表
Mozillaは27日（米国時間）、独自OS「Firefox」（ファイヤーフォックス）で使われているWebエンジンを刷新し、次世代型を登場させると発表した。
同社は将来的に「Firefox」のブラウザ UI のプロセスと web content のプロセスを分離するという展望を持ち、そのプロジェクトは「Electrolysis」と呼ばれている。これにより、セキュリティとパフォーマンスが大幅に向上するが、それを後押しするのが、新生代Webエンジン「Quantum」だ。
新しいWebエンジンは2017年の終わりまでに開発される予定で、高速でスムーズな動作、ページロード時間の短縮、アニメやアプリのフレームレートを保持しつつ更に高負荷な処理も可能など、パフォーマンスは飛躍的に向上するという。
なお、「Firefox」についての改善は2017年末まで待つ必要はなく、来年には大きなアップデートをロールアウトすると明らかにした。この新しいエンジン「Quantum」を使った最初のFirefoxは、「Android」「Windows」「Mac」「Linux」で提供される。iOSについては、「いつかは提供したい」と希望を明らかにするに留まっている。