アスク、平面駆動方式の振動板を採用したAUDEZE社によるインイヤーイヤホン「iSINE」の2製品を発売
株式会社アスクは、セミオープン型のインイヤーイヤホン「iSINE 20」および「iSINE 10」を、12月中旬に発売する。「iSINE」は米AUDEZE社によるシリーズで、平面駆動方式の振動板を採用した製品。一般的なインイヤータイプのイヤホンとは異なり、耳の奥に挿入して密着させる必要がなく、軽く耳に入れるだけでダイナミックな低音と臨場感を体感できる。「iSINE 20」は、「iSINE 10」よりボイスコイルの配線密度が約2倍となり、カラーリングにブロンズ色を採用した上位機種。市場予想価格は「iSINE 20」が7万9800円前後（税抜）、「iSINE 10」が4万9800円前後（税抜）となっている。
両製品では、ミクロン単位の極めて薄い振動板を強力なマグネットで駆動させることで、フラットな周波数特性による全帯域での高い解像度が実現された。本体には30mmの大口径ドライバーを搭載。ドライバー自体は1つのユニットで構成されているため、クロスオーバーによる音のばらつきがなく、歪みが少ないクリアなサウンドが実現されている。ヘッドホン製品で採用されているAUDEZE社独自の平面磁気技術「Fluxor Magnetic Technology」や、振動板全体に均一化された磁場を生成して歪みを抑える「Uniforceダイヤフラム」など、同社の多彩な技術が盛り込まれた製品だ。
周波数特性は10Hz〜50kHzで、ケーブルを除く重量は20g。長さ1.5mの3.5mmステレオミニケーブルに加え、同じく長さ1.5mのCipher Lightningケーブルも付属する。このCipher Lightningケーブルのマイクリモコン部には、24bit対応のDACとDSP、デジタルアンプが内蔵されており、高音質な24bitのデジタル音源の再生が可能。そのほか、3.5mmステレオミニプラグ変換アダプタ / 2種の装着用フック、専用キャリングケースも同梱されている。