神戸市の多言語案内サインで使用される日本語と中国語の書体にヒラギノフォントが採用

神戸市に設置された案内サイン

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズは、同社が開発 / 販売する「ヒラギノフォント」が、兵庫県神戸市の案内サインに採用されたことを発表した。日本語フォントの「ヒラギノUD角ゴ」に加え、中国語フォントの「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」も採用。今後は、メリケンパークや神戸ハーバーランド、北野エリアといった都市地区を中心に、新たな案内地図サイン / 誘導サイン / 地下街サインなどとしての設置が計画されている。
神戸市では、これまで案内標識に用いられる書体や文字サイズなどが統一されていなかったが、一貫性に欠けていたサイン状況を見直す「案内サイン共通仕様書」が新たに規定された。今回採用された「ヒラギノUD角ゴ」は、ヒラギノ角ゴシック体の基本デザインを踏襲しつつ、仮名の柔らかな骨格を実現。文字としてのデザインの美しさと、誤読防止の機能性の両立が追求されている。
一方の「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」は、ヒラギノ角ゴシック体の読みやすさに加え、現代的なデザインも特徴だ。これら両書体は、サイン用途として文字が分かりやすく、読み間違えにくいユニバーサルデザイン書体であることに加え、オーソドックスながらも現代的な印象が神戸の街のイメージにマッチしたことから採用された。さらに、多言語表記でも違和感がなく、統一感のある雰囲気を演出できることも高く評価されている。

神戸市に設置された案内サイン
※地図の住所表記に使用されている明朝系書体は非ヒラギノフォント

神戸市に設置された案内サイン
※地図の住所表記に使用されている明朝系書体は非ヒラギノフォント

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ
URL:http://www.screen.co.jp/gp/
2017/01/24
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