ものづくりに役立つ100万円を下回る価格のCO2レーザー加工機「HAJIME CL1」をオーレーザーが3月発売

「HAJIME CL1」

オーレーザー株式会社は、2017年3月1日(水)に、CO2レーザー加工機「HAJIME CL1」の順次販売を開始する。従来モデル「HAJIME」を全面改良し、レーザーパワーを30Wから40Wにすることで切断能力が強化。レーザー製品の照射安全基準(JIS C 6802:2014)も、日本品質保証機構(JQA)での判定を経てクラス3からクラス1へと向上している。希望小売価格は69万8000円(税抜)の予定。
本製品は、出力精度 / 解像度が最高1000dpiのレーザー加工機で、加工品質を左右する光学部品や駆動部品には新たに高精度製品が採用された。Xレールに使用するアルミフレーム部材も硬質アルマイト製に変更され、さらに高度な信頼性と耐久性が実現されている。パソコンと接続して使用し、Illustratorなどのソフトウェアで作成したデータを転送してレーザー彫刻および切断加工が可能。金属以外に、アクリル / プラスチック / 木材 / 布 / 皮革 / 紙などの素材として使用にも対応している(切断加工は素材の厚みに制限あり)。ラスター彫刻速度は最大300mm / 秒で、ベクター切断速度は最大40mm / 秒。加工サイズ(ワークサイズ)は、500(幅)×130(高さ)×300(奥行)mmとなっている。
同等のクラスのCO2レーザー加工機は、比較的に高価で手が届かないケースも多いが、本製品は安全かつ実用に耐えるスペックながらも100万円を下回る実勢販売価格が実現されていることが魅力。法人の開発現場における製品の試作はもちろん、個人の趣味や工房などでのモノづくり、学校などの教育機関でも導入しやすい。本体サイズは800(幅)×270(高さ)×500(奥行)mmで、重量は38kg。なお、同社では2017年5月を目処に、加工の際に発生する粉塵 / 臭気などを除去する新型の集塵脱臭機の発売も予定している。

「HAJIME CL1」使用イメージ

オーレーザー株式会社
URL:https://www.oh-laser.com/
2017/02/09
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