宅配ボックスの設置で再配達率は49%から8%に減少!労働時間も約65.8時間削減

実証実験で使われた宅配ボックス「コンボ」のハーフタイプ・ミドルタイプ

パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は24日、2016年11月から福井県あわら市で実施している「宅配ボックス実証実験」について、中間報告を発表した。

 

本実証実験は、同社が福井県あわら市の進める「働く世帯応援プロジェクト」に参画したもので、あわら市在住の共働き世帯(106世帯)をモニターに、各家庭に戸建住宅用宅配ボックス「COMBO(コンボ)」を設置して、宅配便の配達状況を調べている。

 

コンボを設置した世帯では、再配達率が49%から8%に下がり、約65.8時間の労働時間の削減と約137.5kgのCO2削減も実現した。

 

宅配ボックスコンボは、荷物を入れるだけでなく、伝票へのなつ印も可能で、再配達を減らすことで宅配業者の労働時間やCO2排出量の削減に効果が期待される。

荷物をボックスに入れて宅配業者がなつ印ボタンを押せば押印できる

なお、12月の統計で、57回は宅配ボックスが稼働できなかったケースが発生。「宅配業者がボックスにいれてくれなかった」「ボックスがいっぱいだった」「冷蔵・冷凍」「大きすぎて入らなかった」などの原因が明らかとなり、今後の課題となっている。

 

発表資料

URL:http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/02/jn170224-1/jn170224-1.html

2017/02/28

 

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