独自フォントで聞き間違えやすい言葉の視覚化も!パナソニックと三省堂の「聞き間違えない国語辞典」

「聞き間違えない国語辞典」

パナソニック株式会社は、2017年3月3日(金)の“耳の日”に、難聴の人に配慮した“言葉のバリアフリー”社会を目指す「Talking Aid Project」を開始した。話し手に着目し、難聴の人でも聞き取りやすい言葉や話し方を広める啓発活動で、パナソニック補聴器株式会社と協力して取り組みを推進。このプロジェクトと株式会社三省堂との共同開発で、無料のデジタル辞書「聞き間違えない国語辞典」も特設Webサイト(http://kikikoku.jp/)で公開されている。
「聞き間違えない国語辞典」には、聞き間違える頻度の高さを判定するAIプログラム「Talking Aid AI」で抽出された約150万組の言葉を収録。たとえば「しぶや・ひびや」や「あくしゅ・はくしゅ」のような組み合わせが含まれており、聞き間違えやすい言葉の言い換えや、言い換えが難しい場合の話し方のコツなどが提案されている。
さらに、この「聞き間違えない国語辞典」の特徴的なポイントは、聞き間違えやすい言葉が428語の独自フォントとして表現されていること。タイポグラフィの妙によって、聞き間違えの視覚化が図られている。「聞き間違えない国語辞典」の対応環境は、iOS 9.0以降 / Android 4.4以降。無料で使用でき、特設Webサイトは約1年間(2018年3月2日まで)の運用が予定されている。

独自開発されたフォントによる聞き間違えの視覚化

パナソニック株式会社 / パナソニック補聴器株式会社 / 株式会社三省堂
URL:http://kikikoku.jp/
2017/03/03

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