東日本大震災の被災者への哀悼から消灯中のパブリックアートに3日間限定で光を灯す「Relight Days 2017」

「Relight Days 2016」(撮影:丸尾隆一氏)

特定非営利活動法人インビジブルが東京都やアーツカウンシル東京と共催で実施しているアートプロジェクト「リライトプロジェクト」は、2017年3月11日(土)から3日間にわたり、「Relight Days 2017」を開催する。テレビ朝日社屋の壁面に常設されているパブリックアート「Counter Void」(2003年 / テレビ朝日所蔵作品)を、昨年に引き続き3日間限定で再点灯する企画。点灯時間は3月11日(土)が14:46〜24:00で、3月12日(日)および3月13日(月)が10:00〜24:00。
現代美術家の宮島達男氏が“生と死”をテーマに制作した高さ5m / 全長50mの巨大な光のパブリックアート「Counter Void」は、東日本大震災から2日後の2011年3月13日(日)に、震災で被災した人々への哀悼の意を込めて消灯された。2016年3月11日(金)〜3月13日(日)には、リライトプロジェクトによって5年ぶりに3日間限定で再点灯されたが、以降は再び現在も消灯し続けている。
この「Counter Void」が、今年も3日間限定で点灯。鑑賞者の心に“問いと気付き”を生み出すシンボルとなる。会期中の3月11日(土)15:00〜18:00と、3月12日(日)および3月13日(月)の各日11:00〜18:00には、ワークショップ「3.11が■ている。」も開催。「Counter Void」を前に、鑑賞者が自身の記憶や体験に向き合いながら、■の中に思い浮かべた言葉を書き、ソーシャルメディアに投稿する。

「3.11が■ている。」

■期間:
2017年3月11日(土)~3月13日(月)

■開催場所:
六本木ヒルズけやき坂「Counter Void」
東京都港区六本木6-9

■問い合わせ先:
リライトプロジェクト
url. http://relight-project.org/
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